『盲獣の終わらない夜』最終回の結末が気になる!
『盲獣の終わらない夜』読んだ感想が知りたい!
『盲獣の終わらない夜』ネタバレを知りたい!
本記事では、こんな方におすすめの内容となっています。
自分の視力を奪った侍女に復讐することを考える英雄と、罪を償おうとする侍女の物語です。
今回はそんな「盲獣の終わらない夜」のネタバレと最終回・結末の考察についてお伝えしていきます♪
Contents
『盲獣の終わらない夜』全話ネタバレ!

ローズ
脅されてエゼカイルの視力を奪うことになってしまった、侍女。
エゼカイル
王の軍隊を率いて「バラの戦争」を勝利へと導いた英雄。侍女によって視力を奪われてしまった。
ローズはどのように罪を償うのでしょうか。
ここからは、「盲獣の終わらない夜」のネタバレを含みますのでご注意ください。
ネタバレ1話
ある雷の鳴る嵐の日。
城のどこかの窓が開いていると気づいたため、ローズはある部屋へと向かいます。
その部屋には薬用茶と葡萄酒の匂いが漂う、エゼカイルが引きこもっています。
ローズが部屋に入るなり、エゼカイルはローズを押し倒しました。
目が見えないエゼカイルは、卑屈めいた言葉を吐きます。
侍女にこの目を潰されたのだと、ローズの首を締め始めました。
自分の兄弟が命令をし、侍女が目に毒を浴びせたのだと。
ローズが部屋に入っただけで、なんの目的なのだと詰められてしまうのです。
窓を閉めたいだけと言っても聞きません。
ローズは信じてもらうため、体を隅々まで調べてくださいと申し出ました。
エゼカイルはローズの着ているものを破き始めたのです。
ここデロサの土地、バルデマエラ家の別邸に、ひどく気難しい偏屈な性格のエゼカイルがいるのでした。
この部屋には決まりごとがあります。
- 1階の灯りは使用禁止
- すべての部屋に黒いカーテンを掛ける
- 物を勝手に動かさない
なぜだと考えず、守ることが求められました。
この別邸は、獣の館と呼ばれています。
そこから出てきたローズはボロボロなのでした。
ネタバレ2話
ローズはバルデマエラ本家の下働きの娘でした。
とにかく可愛がられて育ったローズ。
悲劇は、両親の罪を償うことから始まったのです。
エゼカイルの兄であるアケナウスに許しをこうローズですが、なかなか許してはくれません。
なんでもすると言うと、エゼカイルが1週間後に戻ってきたとき、毒を飲ませろと命令してきたのでした。
つまり、エゼカイルを殺せということです。
そして元々の名前を名乗ることを禁止され、ローズと名付けられたのでした。
ネタバレ3話
1週間後、エゼカイルが凱旋してきました。
ローズは疲れて眠っているエゼカイルの元に行きました。
アストゥリエの英雄と呼ばれるエゼカイルの命を奪おうとしているのが自分だなんて、手が震えてしまっています。
そのとき、銃が暴発してしまいます。
エゼカイルは目を覚まし、ローズを気遣ってくれました。
ローズは焦ります。
すべてがバレてしまう…。
両親のことを考えたローズは、咄嗟にびんに入った毒をエゼカイルの目にかけてしまったのでした。
両親はそのことでアケナウスにより解放されます。
犯人探しをするようだからと、この地を離れると言うのでした。
両親はローズが何をしたか知っていて、そのことについては何も言わなかったのです。
その罪と向き合うため、ローズはエゼカイルがいる館へ足を向けたのでした。
エゼカイルは目の痛みに耐えながらも、皆の前では平然と暮らしていました。
ローズは自分の人生をかけてでも罪を償うつもりでいるのです。
ネタバレ4話
ローズは目隠しをして歩くことで、視力を失ったエゼカイルの気持ちをわかろうとしていました。
するとエゼカイルとぶつかってしまったのです。
セルバという乳母が庇ってくれますが、怒られてしまったローズ。
追い出されてしまっては意味がないと、慎重になろうと改めます。
洗濯をしていると、アンナという同僚が入ってきました。
食事のとき、いつもの場所にグラスがなかったためエゼカイルが怒ってしまったとのこと。
セルバにタオルを替えるように頼まれたローズ。
着替えも手伝うことになり体を見ると、傷跡がたくさん残っていることに驚きます。
戦いを終えた英雄がこんなふうになってしまったことを目の当たりにし、ローズは改めて罪の重さを感じてしまいます。
セルバはこの先エゼカイルのそばに寄り添う人がいなくなることを懸念しています。
ローズもアケナウスが本家をついだあと、エゼカイルを守る人がいないと思っているのです。
セルバはローズがエゼカイルに近づいてくれていることで、この先もそばで寄り添ってほしいと思っていました。
その話をしようとしたところ、アンナがエゼカイル宛の手紙を持ってきました。
ネタバレ5話
その手紙を持って、セルバとローズはエゼカイルの元へ行きます。
目が霞むというセルバの代わりに、ローズが手紙になんて書いてあるかを読み上げると、2人は驚きました。
学校に通って学があるのになぜ雑用などをしているのかとエゼカイルは言います。
セルバもなぜこの仕事なのかと不思議そうにしていました。
ローズはこの仕事をしていることを疑われ、どうしてもここで働きたかったと伝えました。
自分はミレナ女学院の生徒だったと明かします。
戦争の最中祈ることしかできなかったローズたちを助けたのが、エゼカイルの軍隊だったのです。
その中でも少佐であるエゼカイルを見つけ、ローズは栄光と祝福があるようにと祈ったのでした。
ネタバレ6話
過去の話を聞いたセルバは、2人は運命なのかもしれないと目を輝かせました。
そしてローズをエゼカイル専属の侍女とすることにしたのです。
強引に話を進めたセルバは、ローズを残し去っていってしまいました。
エゼカイルから手紙を読むように言われたローズは、それに従います。
内容はエゼカイルの視力を奪った犯人についてのもの。
ローズは震えが止まりません。
読み終わり、手紙をエゼカイルに渡しました。
エゼカイルはローズに対し、ひどいことをしてしまったと悔いていました。
そしてローズに対し、いろいろと質問をしていきます。
セルバが顔が綺麗だと言っていたといい、顔に触れてきました。
その表紙に結んでいた髪が解けてしまいます。
髪の色を尋ねられ、答えることで犯人だとバレてしまうかもしれない。
ローズは口をつぐんでしまいました。
ネタバレ7話
髪の色について、赤色だと誤魔化したローズ。
犯人は茶色の髪だと言われていたからです。
セルバから赤色に見えると言われていたため、そう答えたのでした。
ローズはこうして、どんどん嘘を重ねてしまっているのです。
その場で犯人だとバレることはなく、そのまま専属の侍女として働くことになったのです。
後日、エゼカイルの目の医者がやってきました。
苦しみ震えながら診察を受けるエゼカイルを、必死に支えるローズ。
その際目は完治しないと言われてしまいます。
するとエゼカイルの機嫌はかなり悪くなってしまいました。
そして酒を持ってくるように命令したのです。
ネタバレ8話
自分の目の完治が絶望的だと知ったエゼカイルは、酒を浴びるように飲んでいました。
ロザノムという薬も一緒に摂取し、幻覚を見てしまっています。
副作用の恐ろしさを目の当たりにしたローズ。
エゼカイルの様子を見て心配になり、セルバにそのことを相談しました。
薬が幻覚を見せているなら、減らしたほうがいいのでは、と言うと、それについて反対されてしまったのです。
薬を減らしてもっと暴力的になってしまうことの方が怖いというのでした。
ローズはこのままでいいのかと悩みます。
そんなとき、ある医者がエゼカイルの治療について前向きな別の意見を申し出てきたのでした。
ネタバレ9話
エゼカイルの目について、前向きな意見を出したのはブリマン博士でした。
治療についての話を進めていく中で、エゼカイルの気持ちは爆発してしまいます。
自分に毒をかけた侍女さえいなければ、こんなに苦しんでいないと。
目を抉り出そうとするエゼカイルを、抱きしめて止めるローズ。
ローズはたくさん考えて言葉をかけ、エゼカイルを止めたのでした。
その後、ブリマン博士は今後の目の治療について話し始めました。
いろいろな解毒剤を飲んでいき、合うものを探していくというもの。
そしてその治療のために、今飲んでいる酒や薬を断つというものなのでした。
エゼカイルはそれに了承するのですが、ロザノムを飲まないことがエゼカイルをかなり苦しめてしまったのです。
ネタバレ10話
ロザノムを飲まなくなったエゼカイルは、目の痛みと体の痛みを感じ、汗をべっしょりとかくほど苦しんでいました。
薬の依存から抜け出すことが本当に地獄のようなのです。
そんなエゼカイルを支えているのがローズ。
ですが3〜4日経っても苦しみから逃れることができないのでした。
ロザノムを飲んでいたのは、幻覚が見えることで視覚を取り戻せたからです。
冷静になったエゼカイルは、自分をこんな目に合わせた侍女を絶対に許さない、殺してやると改めて思っているのでした。
ローズはセルバから心配されるほど、体にあざができていました。
エゼカイルを止めるときにできてしまったもので、人手を増やそうかと言われます。
ローズはそれを断り、今まで通りでいいとはっきり伝えるのでした。
『盲獣の終わらない夜』最終回・結末どうなる?
「盲獣の終わらない夜」の結末は、エゼカイルがローズを受け止め、結ばれると思います。
結末までのポイントは、こちらの3つです。
- ローズを必要とするようになるエゼカイル
- 嘘の積み重ねに苦しむローズ
- ローズの過去を受け止めるエゼカイル
1つずつ、考察を踏まえて紹介していきます。
ローズを必要とするようになるエゼカイル
ローズがそばに居続けることで、エゼカイルはローズを必要とするようになっていくと思います。
薬の依存から抜け出すことに苦しむエゼカイルを、殴られてもそばに居続けるローズ。
エゼカイルはそんなローズを心から必要とし、居なくてはならなくなっていくと思います。
心の支えにしてしまうのでしょうね。
エゼカイルにとってすべてのダメなところや苦しんでいるところを見せられるのが、ローズになっていくと思います。
そして心の支えにしていくにつれ、女性としても愛していってしまうでしょう。
エゼカイルは自分の視覚を奪ったのがローズと知らずに、心からローズを必要として愛していってしまうと思います。
嘘の積み重ねに苦しむローズ
ローズはエゼカイルに自分が視力を奪った犯人だということを隠すため、嘘を重ねていき苦しむことになるでしょう。
何においても自分を偽り、罪を償おうとしていくローズ。
正体を隠しながらなんとかエゼカイルを支え、尽くしていくでしょう。
ですがエゼカイルに必要とされるようになると、嘘をつき続けていることを苦しいと思うと思います。
優しくされるようになり、余計に苦しむようになるのではないでしょうか。
そしてこの嘘がすべてバレたときどうなってしまうのかまで考えてしまうでしょうね。
ローズはエゼカイルと心を通わせるようになればなるほど、苦しみが増えていくと思います。
ローズの過去を受け止めるエゼカイル
ローズがしたことを、最終的にエゼカイルは受け止めていくと思います。
自分の視力を奪った犯人がローズであることを知ったときは、当然ローズを愛する気持ちと殺したい気持ちで葛藤するでしょう。
ですがローズがなぜそうしたか、本当は毒を飲ませようとしていたこと、両親のこと…それを聞き、エゼカイルは事実を受け止めると思います。
そのときには、エゼカイルの視力はほぼ回復しているとも思いますね。
ローズが自分よりもエゼカイルを優先し、ずっと支えてきてくれたことで、感謝の気持ちも生まれているはずです。
そういった思いが最終的には勝ち、ローズの過去ごと受け入れてエゼカイルはローズを愛し続けると思います。
『盲獣の終わらない夜』読んだ感想
「盲獣の終わらない夜」の感想は、ローズの苦しみが辛いというものですね。
ローズは自分がしたことを償うために、あえてエゼカイルのそばにいて支えています。
そばにいることで自分が犯人だとバレたら殺されるかもしれない、自分が毒をエゼカイルにかけたことを常に思い出しながら生きなければならない…。
自分が犯した罪と常に向き合わなくてはいけない状態で、嘘を重ねていくという極限な状態だと思いますね。
とにかく苦しみが伝わってきて、読んでるこちらも苦しくなってしまいます。
今後エゼカイルと心を通わせるようなシーンが来ても、苦しみが勝ってしまうような気がしますね。
ローズがエゼカイルの視力を奪った理由も辛く、ローズがこの苦しみから早く救われてほしいと思いました!
『盲獣の終わらない夜』作品情報

作品名 | 盲獣の終わらない夜 |
作画 | Team Mayday |
原作 | HONG YURA |
出版社 | リバース |
レーベル | 恋々バニラ |
「盲獣の終わらない夜」の原作は、韓国の小説です。
日本語版の小説は今のところありませんので、こちらの漫画で楽しみましょう!
あらすじ
国の英雄、エゼカイルは、とある侍女により毒を目にかけられ、視力を失ってしまいました。
その侍女はローズ。
ローズは両親の過ちにより、アケナウスに脅されてしまい、そうするしかなかったのです。
視力を失ってからのエゼカイルは、酒と薬に依存し、苦しみながら暮らしていました。
エゼカイルは自分をこんな目にあわせた侍女に復讐することだけを目標として生きていたのです。
ローズは自分が犯人であることをなんとか隠しながら、罪を償うためにエゼカイルを支えていきます。
暴れたり、泣いたりするエゼカイルを身を挺して支えるローズ。
ローズは自分の罪に向き合いながら、苦しみ続けていたのです。
まとめ

これまで”『盲獣の終わらない夜』ネタバレ全話と感想!最終回・結末もご紹介!”のテーマでお伝えしてきました。
エゼカイルの視力を奪ったローズが一番そばにいるという状況が、なんとも辛いものだなと思いました。
ローズもエゼカイルも苦しんでいる中で、2人がどのように近づいていくのかが気になるところです。
ローズの正体がバレてしまうときが怖いですね。
先の展開が気になる方はぜひ「盲獣の終わらない夜」を読んでみてくださいね。
それでは今回は、”『盲獣の終わらない夜』ネタバレ全話と感想!最終回・結末もご紹介!”と題してお届けしました。