『兄だったモノ』最終回の結末が気になる!
『兄だったモノ』読んだ感想が知りたい!
『兄だったモノ』全巻ネタバレを知りたい!
本記事では、こんな方におすすめの内容となっています。
「兄だったモノ」は、恐ろしい化け物によって振り回される人々を描いた作品です。
今回はそんな「兄だったモノ」の全巻ネタバレや最終回・結末の考察について紹介していきます♪
Contents
『兄だったモノ』全巻ネタバレ!最新話までの内容まとめ!
登場人物
東雲 鹿ノ子(しののめ かのこ)
女子高校生
兄である騎一郎を病気で亡くす
聖に以前から恋をしていた
東雲 騎一郎(しののめ きいちろう)
病気で亡くなった
最後に自宅療養を選び、恋人の聖と過ごした
中眞 聖(なかま ひじり)
騎一郎の恋人
小説家であり、時に記事を書く仕事をしている
ここからは『兄だったモノ』ネタバレを含みますので、ご注意ください。
兄だったモノ ネタバレ1巻

兄である騎一郎は病気で余命も短い中で、恋人である聖と共に住んで自宅療養することを選びました。
家族の反対を押しきって勝手に自宅療養を決めたことも驚きでしたが、なにより女好きだった兄が男である恋人を選んだことにも鹿ノ子にとっては意外なのでした。
生前の騎一郎との会話
- 騎一郎は自分が好きな聖のことは、鹿ノ子も絶対に惚れると話した
→騎一郎曰く自分たちはよく似ているから、同じ人を好きになるだろうということ - 自分が亡くなった後、寂しがりやな聖の元には誰かがいてほしいと思っている
そうして兄が亡くなった後、東京からわざわざ2人が住んでいた家を訪れて、聖の様子を見に向かった鹿ノ子ですが…そこでは緑の目の化け物に出会います。
聖は気づいていないものの聖の傍にはべったりとくっつく化け物がおり、鹿ノ子はその化け物が兄のように感じるでした。
ある日のこと、また広島を訪れた鹿ノ子ですが、今日も聖にはべったりと化け物が傍にいました。
更にはそんな化け物は聖を線路に突き飛ばしたり、包丁で手首を切らせたりと、様々な方法で殺そうと動き出して…?
兄だったモノ ネタバレ2巻

2巻の注目したい人物
南 カンナ(みなみ かんな)
騎一郎の元恋人
大学時代に聖とも親交があった
はっきりと思ったことを口にする性格
藤原 頼豪(ふじわら らいごう)
本業はデザイナー
霊感があり悪霊に関わる仕事も引き受ける
鹿ノ子が広島に向かえるのは持っている貯金が尽きるまでであり…あと10回ほどです。
それまでに聖が自分に振り向くことがなければ、気持ちを諦めようと考えていた鹿ノ子。
そんな中、鹿ノ子に同じように化け物の兄が見えていた兄の元恋人であるカンナが協力してくれました。
その後の出来事
- カンナの知り合いである霊のことに詳しい頼豪の元を訪れる
- 兄の事情や悪霊についても全て話したが、頼豪は疑っていた
→生前は優しく妹思いだった兄が、どうして悪霊となって恋人を殺そうとしているのか
→本当に悪霊は兄なのか? - 悪霊が本当に兄なのかと聞かれて、鹿ノ子は初めて聖と墓参りにいったときにだけ化け物の顔がはっきりと兄だったことを思い出すが、その場では話さなかった
あの化け物の正体を疑っていた鹿ノ子たちですが、偶然その場に聖がやってきて…頼豪もあの化け物の姿を見ることになります。
頼豪が自分の特殊な目で見ると、”血まみれの聖を見下ろしていた姿”や”学生服の聖がサイサコマサヨシという人物と関わっていた”なんて記憶を2人から見ることが出来ました。
そんな話を聞き、それぞれで調査することにした鹿ノ子とカンナ。
一方でカンナは頼豪にだけは”聖の良くない噂”を話すことにし、聖の周りでは時折聖に執着する人が存在し、全員が目が血走っておかしくなっていたことを明かして…?
兄だったモノ ネタバレ3巻

3巻に注目したい人物
西迫 正義(さいさこ まさよし)
以前聖と付き合っていた人物
聖のことを良く思っていない
鹿ノ子は聖に自分を好きになってもらうためにも、自分が兄に近づくことを選びました。
一方で、鹿ノ子のそんな姿に少しだけ兄を重ねて幸せに感じていた聖でしたが、突然家に正義がやってきました。
正義に無理矢理犯される聖ですが、その瞬間化け物が正義に近づいて怯えます。
しかし、聖にはそんな姿は見えておらず、聖はその後の正義との会話の中で”自分だけには傍にいる化け物になった騎一郎の姿が見えていない”と気づいてしまうのでした。
その後、正義によって聖が酷いことをされたのを知って、鹿ノ子は聖を少しの間、東京に住まないか?と誘いました。
兄の騎一郎になり切って話すことで、聖は素直に鹿ノ子の言葉に従ってくれます。
ですが、東京にやってきた聖の様子は少しおかしく変わっていました。
聖は自分にだけ騎一郎(化け物)が見えていなかったことに傷ついており、それを教えてくれなかった鹿ノ子にも良い感情を持っていないようで…?
兄だったモノ ネタバレ4巻

傷ついた聖を慰めたくて、彼の誘いに乗って一緒にベッドで過ごしたものの…結局、一線は超えなかった鹿ノ子。
そんな中、東京で偶然正義と再会し、詳しい話を聞くことになりました。
その場には同じように正義に話が聞きたくてやってきたカンナと霊能力者の頼豪も合流して、正義が知る聖のことについて話を聞くことにします。
正義が話したこと
- 正義は鹿ノ子に挑発されるようにして、自分はまだ聖のことを好きなことを明かす
- 他にも今まで聖を好きになった人は自分を含めて捨てられたのに、騎一郎だけが愛され続けていることに嫉妬していることを話した
- 正義は学生時代、聖を好きになったが突然別れを告げられた
→叶わない義姉への恋を聖に重ねていた
→聖は両思いになった後に他の男に移り、似ていない人物に自分を重ねて愛していた正義を馬鹿にするような言動をして笑った
しかし、その後の会話ではおかしなことが起こります。
広島で正義は聖を犯した際、あの化け物が近づいてきましたが…あの化け物に実態はありませんでした。
一方で、少し前に鹿ノ子はあの化け物は”聖を突き飛ばして殺そうとした”のです。
それぞれの意見が食い違っていて…?
兄だったモノ ネタバレ5巻

全員で聖について話を聞こうと動き出した頃、最悪な事件が起きました。
というのも、聖の編集担当で聖にすっかりはまっている犬上(いぬがみ)が、少し前に聖が正義に襲われたことを知って、正義をナイフで刺し殺そうとしたのです。
正義にナイフが刺さったのを見て、聖は酷く自分を責めているようでした。
すると怯えた聖の体から緑の目をしたあの化け物がまた現れて、聖を守るようにしてずっとそばにいるのでした。
その後、色々トラブルにあって疲れ切っているような聖を見て、鹿ノ子は一緒に逃げようと手を取りましたが、鹿ノ子の制服姿では人目に付くため…結局自宅を選びました。
そんなとき、タイミング悪く母親が帰ってきてしまいます。
母親と鹿ノ子の違和感のある会話を見ることになった聖は、その後、鹿ノ子から直接”自分は父親の不義理で出来た子であり、騎一郎とは義理の兄弟である”と聞くのでした。
鹿ノ子の本心
- 鹿ノ子は父親の不義理で出来た子であり、幼いころ突然あの家に連れられた
- 父親は殆ど家に帰ってこず、母親は鹿ノ子に暴力を振るうようになった
→母親はそれでも父親と離婚することは選ばず、鹿ノ子は母親に恨まれ続けた
→母親の暴力からは兄の騎一郎が助けてくれることが多かった - 鹿ノ子はそんな兄が大好きになり、そんな兄に愛される聖が羨ましかった
→自分も誰かに愛されたいという本心があった
結局、2人は家を出て、広島の聖の家へと向かいました。
そうして聖から、一緒に死んでほしいと告げられた鹿ノ子は…?
兄だったモノ ネタバレ6巻

一緒に死のうと家を出た鹿ノ子と聖の前におかしな子供があらわれます。
最初は迷子の子供かと思ったものの突然姿を消したり、目の前に現れたりと幽霊のような存在でした。
そんな幽霊のような子供は、聖が知られたくないと思っている”おじさん”のことにも触れました。
一緒に死ぬのに、どうして隠し事をしたままなのか?
そうしてその子供によって色々振り回された後、鹿ノ子は聖の過去を知りたいと話し、聖の全てを受け入れると告げるのでした。
聖の過去
- 幼い頃の聖は事故で両親を亡くした後、母方の祖母に引き取られて暮らしていた
- そんな家にある日叔父がやってきた
- 一緒に過ごし始めたある日、叔父に酷いことをされたが…聖はずっと祖母に相談できなかった
- ある時祖母に行為がバレ、叔父は出て行き、聖は腫物のように扱われた
- その後、祖母が”叔父が小さな女の子しか愛せないと知っていた”ということを知り、更には今回のことは”聖が誘ったんじゃないか”と考えていることも知った
- 聖は酷く傷つき、それならば本当に多くの人を誘う酷い奴になろうと考えた
自分を女の子の代わりに犯した叔父のように、自分を誰かに重ねるようにしている人たちを誘惑して好きにならせて、その後捨ててぐちゃぐちゃになる様子を楽しんでいたと話す聖。
聖の過去に酷くショックを受けた鹿ノ子ですが、更に傷ついたのは聖が今まで狙ったのは叔父と同じ黒髪の人物だけなんて台詞なのでした。
『兄だったモノ』最終回・結末どうなる?
『兄だったモノ』の最終回の結末は、化け物の正体が明かされて、鹿ノ子も幸せになれると予想します!
ここからは最終回を予想するにあたって、
- 化け物の正体
- 鹿ノ子は幸せになれる?
気になった2つのポイントについて順番に紹介していきます。
化け物の正体
今回の一番の謎である化け物の存在ですが、確かに鹿ノ子の兄の騎一郎のような言動をすることがあります。
ただし、今のところは化け物=騎一郎なのかははっきり明かされていません。
- どうして悪霊は聖について、時には殺そうとしているのか?
- どうして悪霊の瞳は緑色なのか?
まだまだ気になる部分も多く、続きが気になります!
鹿ノ子は幸せになれる?
鹿ノ子の家は実は、色々と拗れている状態です。
そんな内容はネタバレでも詳しくまとめましたが、拗れた家族の元で過ごしてきたこともあり、鹿ノ子も誰かに愛されたいと強く思っていました。
大好きな兄の騎一郎とそんな兄が愛している聖のことを、どちらも大切に感じている鹿ノ子。
心の優しい鹿ノ子なので、そんな鹿ノ子にとっても幸せを迎える結末が訪れてほしいと思えます!
『兄だったモノ』読んだ感想
最初は化け物として登場した兄の騎一郎が、様々に周囲を呪っていく恐ろしいお話かと思いきや、今作は生きている人間の方が色々と隠しており、怖く思えるお話でした。
そのため、化け物が登場する怖いお話が苦手と思っている方も、お話を読むにつれて徐々に人間関係の複雑さにハマっていくお話かなと思います。
まだまだ気になる謎も多く、続きを読むのが楽しみです!
『兄だったモノ』作品情報

作品名 | 兄だったモノ |
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作者 | マツダミノル |
ジャンル | 女性漫画 |
出版社 | GANMA! |
『兄だったモノ』は、アプリ「GANMA!」で試し読みすることが出来ます。
興味のある方は、ぜひチェックしてみてください!
まとめ
ここまで『兄だったモノ』全巻ネタバレと感想!最新話までの内容まとめ!について記事にしてきました。
『兄だったモノ』は、恐ろしい化け物の正体が気になって目が離せない作品となっていました。
それぞれのキャラに隠された秘密も多くて、徐々に明かされていく展開も凄く面白いです。
ぞくぞくしたお話を楽しみたい方にぜひおすすめの作品なので、ぜひ手に取ってみてくださいね!
それでは今回は『兄だったモノ』全巻ネタバレと感想!最新話までの内容まとめ!と題してお届けしました。