『家族を忘れた父親との23年間』全話ネタバレを知りたい!
『家族を忘れた父親との23年間』最終回の結末が気になる!
『家族を忘れた父親との23年間』読んだ感想が知りたい!
本記事では、こんな方におすすめの内容となっています。
「家族を忘れた父親との23年間」は、脳腫瘍が破裂したことで記憶能力低下等の状態に陥った父親を家族がサポートしつつ、現実とかと向き合う様子が描かれた物語です。
今回はそんな「家族を忘れた父親との23年間」の全話ネタバレや最終回・結末の考察についてお伝えしていきます♪
Contents
『家族を忘れた父親との23年間』全話ネタバレ!
【登場人物】
吉田ヒロシ
一家の父親であり、普通のサラリーマンで写真を取るのを好んでいて、しかもこだわりを持っている。
ある日から頭痛に悩まされ、次第に脳腫瘍ができていて破裂したことで動けなくなる障害を味わい、記憶能力低下を招いてしまう。
吉田エミ
高校1年生の長女であり、ヒロシの病によって何とか良くしようとサポートするも、現実に苦しむことになる。
吉田ユミコ
エミの母親でヒロシの妻であり、専業主婦をしている。
吉田アヤカ
中学2年生の次女であり、ヒロシの病によって何とか良くしようとサポートするも、現実に苦しむことになる。
ここからは「家族を忘れた父親との23年間」の全話ネタバレになりますので、ご注意ください。
ネタバレ1話
ある日、ヒロシは頭痛に悩まされていて、ユミコから病院に行くように勧められるも、本人は写真を撮りに行きたかったので気乗りしませんでした。
その日の夜、ヒロシのいびきが凄くうるさかったのですが、明らかに変ないびきだったので病院に連絡するかで悩みます。
しかし結果的にいびきはおさまったので、とりあえず放置することにしたのです。
翌日、ユミコから話を聞かされたヒロシは重い腰を上げるかのように、病院へと行くことを約束します。
そして病院に向かい、検査してもらったら脳みそに腫瘍ができていて、手術しないといけないことが発覚。
ネタバレ2話
ヒロシは脳腫瘍のことを皆に伝え、明後日から当分入院することも伝えました。
エミ達はあまり反応をしていなかったが、それは腫瘍が出来るとはどういうことなのかわからなかったからでした。
それにヒロシ自身もよく怪我をして入院していたのもあって、あまり危機感もなかったのです。
ただ無事に退院してくるので、今回も難なく戻ってくるだろうという思いもありました。
それからお見舞いに来たりしましたが、ある日母親から手術が行われると言われて寝ているところを起こされたのです。
ネタバレ3話
夜遅くにヒロシの緊急手術が行われました。
その理由は脳みその腫瘍が急に破裂したからであったのですが、このときのエミ達はピンと来ていませんでした。
手術はかなり時間がかかり、気づいたら朝になっていました。
やがて手術が終わったのですが、手術を担当した医師が家族に来るように言ってきたのでそうします。
そこにはベッドで寝ていて、頭部を包帯で巻いていて、点滴と人工呼吸器を装着しているヒロシがいたのです。
ネタバレ4話
ベッドで寝ていて点滴等をつけているヒロシの姿を見て、エミ達は唖然としていました。
特にエミはヒロシがなんだか小さく見えているように感じていたのです。
やがて医師があれこれ喋った後、エミ達は一旦退室となりました。
そしてユミコは祖父の前で泣き崩れてしまったのです。
エミ達は現実感がなかったので、ほぼ無反応かつ他人事のような感じでした。
ネタバレ5話
それからユミコはヒロシに対してほぼつきっきりになっていました。
エミ達は学校もあったので休みの日に見舞いに来ていて、ヒロシは目を開いていましたがあまり反応がありませんでした。
腫瘍の破裂によって半身麻痺か失語症のいずれが発症する可能性があったのですが、ヒロシは両方発症していたのです。
ただ幾度か手術を行っていく中で、失語症は少しずつ良くなっていたのでエミは安堵します。
なのでこの調子で何とか治るだろうと本当に思っていたのです。
ネタバレ6話
やがてヒロシはリハビリをメインに行う病院に移動することになりました。
そこの病院でリハビリをすれば、完全じゃなくても壁を伝いながら歩くことが出来るとのことでした。
ただ場所は今より遠いので、毎日は来れなくなりました。
それからは病院に2回ほど来ていて、ヒロシとも話をするも何故か敬語で喋るので、エミは違和感を感じていたのです。
それでもいずれはちゃんと良くなると信じていました。
そんなある日、ヒロシは勝手に車椅子に乗って、どこかへと去ってしまったのです。
ネタバレ7話
ヒロシは何とか発見できましたが踏切の近くだったので、電車に引かれずにすみました。
ユミコは病院の人から話を聞かされ、特別病棟で看病する旨を聞かされます。
そこでは童謡が流れたりする異様な場所だったので、エミは違和感を覚えていたのです。
同時にそこで入院している人達は認知症の人達等の集まりなので、エミにとっては怖く感じられていました。
更にヒロシはこの人達と同じような状態なのかとも思っていたのです。
ネタバレ8話
特別病棟に移動してから3ヶ月が経過しました。
ヒロシは伝い歩きが出来るようになっていたので、そろそろ退院ができるようになったのです。
そしてこういうことはもう出来ないかもということで、豪華なレストランで3人は食事をします。
エミは今のヒロシでは働けないからお金の心配をするも、ユミコは年金でなんとかなると言ったのです。
エミとアヤカはできるだけ節約していこうと2人だけで決意するも、それでもまだまだ現実をわかっていませんでした。
ネタバレ9話
なんだかんだで1年が経過し、ヒロシが家に戻ってきました。
ただ入院前と違って、何か他人のように見えてしまっていたのがエミは悲しく感じていたのです。
それでも家で過ごせば、きっと良くなると楽観視していました。
しかしながら家で過ごしているとヒロシは記憶があまり持たなかったり、何か苛立っている様子を見せたりし始めたのです。
おまけにトイレをアヤカが使っているのを知り、その場で漏らしてしまいました。
ネタバレ10話
ある日、エミ達は遊園地へと向かったのです。
コーヒーカップに乗って楽しさを感じたり、食事を見て美味しそうに感じるヒロシを見て、子供みたいと感じるエミ。
それでも今のヒロシを見て、エミは嬉しくなっていました。
ただヒロシは障害者でもあったので、やれることは限られていたがそれでも楽しく過ごせたのです。
しかし次の日には忘れてしまっていたので、出かけるようなことはしなくなりました。
ネタバレ11話
エミは学校に通い、吹奏楽を行っていました。
この時は家のことは考えずに済んでいたので、ほっとしていたのです。
ヒロシのことは周りに気を使われたくなかったので黙っていましたが、ある日思い切って友人に伝えました。
しかしつい長々と喋ってしまい、友人はどこか引いていたのです。
なので後悔してしまいました。
ネタバレ12話
ヒロシは今いる場所を家と思っておらず、家に帰ろうと何度も出ていこうとしていました。
しかも何度もそういうことがあったので、エミ達は何度も止めたのです。
なのでドアを変えたことによって、ヒロシは家から出ていかなくなりました。
それならばと窓から出ようとして、怪我をしてしまったのです。
それゆえにすべての窓にストッパーがつけられるようになりました。
ネタバレ13話
エミは今のヒロシとの会話をあまりしなかったが、アヤカは面と向かって会話をしていたのです。
エミはそんなアヤカが羨ましいと思いつつも、自分は真似出来ないと思っていました。
やがてエミはヒロシが読んでいる雑誌を見て、好きなことは覚えているんだと思っていたのです。
ある日、エミはユミコにヒロシはもう記憶を取り戻せないのかなと言うと、ユミコは彼が無事であること、一度だけ名前で呼んでくれたことを伝えます。
なので自分達のことは記憶のどこかにあるのかもと言うのでした。
ネタバレ14話
ヒロシは10分経過するとコーヒーを要求するようになりました。
そんなに飲ませると良くないのでエミやアヤカが嗜めるも、言うことを聞いてくれないのです。
なので記憶が忘れやすいのを利用して、ほっといて記憶がなくなるのを待ちます。
それでも要求してくれるので、アヤカは怒るもヒロシも逆ギレしたのです。
こんなヒロシは今まで見たことがないので、エミもアヤカも泣いてしまいます。
ネタバレ15話
時はヒロシがまだ病気になる前に遡ります。
今のヒロシと同じような病気になった人のドキュメンタリー番組を見ていた時、ヒロシは涙を流して自分はこうなっても大切な人達の記憶は持ち続けると力説。
現在に至り、ヒロシは娘達のことはまだ思い出せず、どちらかといえばアニメに熱中していました。
なのでエミは切り取った箇所が父親の部分だったのではないかと思い始めてきたのです。
それ故にヒロシはあの世に旅立ち、残っているのはヒロシの形をした男性と思いつつ、現実逃避をすることが最善だと思うようになりました。
ネタバレ16話
ヒロシは逃げようとしたり、食べるのを拒否したり、コーヒーを要求したりして、ユミコはそのたびに相手をします。
しかし少しずつ疲れが出始めていたのです。
なので医者に相談して薬をもらい、それをヒロシに飲んでもらいました。
そのおかげで逃げ出したり、激怒したりすることが劇的に無くなったのです。
しかしながら、好きな雑誌には興味を失ってしまいましたが、エミはこれで平和になったと言い聞かせました。
ネタバレ17話
1999年になり、エミは地元の大学に入学できるようになったのです。
それから数カ月、彼女は大学生活を十分に謳歌していました。
他にもアルバイトとかもしていたので、家にいることはほとんどありませんでした。
そんな彼女は自分の人生を謳歌していて、面倒なことは全部母親のユミコに押し付けていたのです。
いわゆる現実逃避をしていました。
ネタバレ18話
ある日、大学から帰ってきたエミはユミコの料理を食べます。
ふと思ったかのように、なんで自分が帰ってくるのを待っているのかと尋ねたのです。
その理由はエミが一人にならないようにするためでした。
やがて2002年になり、エミは会社に入社することになりましたが、ユミコの勧めで寮に住むことにしました。
それからアヤカも就職先の問題もあって家を去り、ユミコは寂しさを覚えていたのです。
ネタバレ19話
2003年になり、エミは社会人として生活を始めます。
先輩社員のサポートを受けながら仕事をこなしていき、たまに実家に顔を出していたのです。
それでもエミからすれば、現実逃避を行っていました。
そんな中で違う部署で働いているけど、趣味が同じ年上の男性と付き合うようになったのです。
その男性に意を決してヒロシのことを話すと、男性は苦労していたんだと涙を流してくれたので罪悪感を感じつつも、引かれなかったことに安堵しました。
ネタバレ20話
それから2年が経過し、男性に結婚のことを尋ねてくるエミ。
男性はその気になってくれたので、その準備に向けて動き出しました。
しかしながら男性の母親がヒロシのことで不安がっていることを伝えたのです。
エミは男性の説明不足じゃないかと思って怒るも、内心ではお互いが好きあっていれば結婚できると思っていたので不安に思ってもいました。
色々もやもやした思いを抱えつつ、ユミコに電話で相談してみることにしたのです。
『家族を忘れた父親との23年間』最終回・結末は?
「家族を忘れた父親との23年間」の最終回の結末は、
- ヒロシは命を落とすことになる
- ユミコも過労で命を落とすことになる
- エミやアヤカが後悔する
この3つのうちのどれかの結末を迎える事になると予想します。
それぞれについて深堀してお伝えしていきます♪
ヒロシは命を落とすことになる
ヒロシはエミが大学生になってから、あまり姿を見せなくなりました。
それでも薬の効果で大人しくなっているでしょうし、ユミコの看病もあって何とか過ごせていることでしょう。
しかし障害は患っていても、年は取っていくことは間違いありません。
それに脳みその一部がない状態なので、いずれは別の病が出てくるんじゃないでしょうか。
腫瘍は恐らく取り除いたでしょうけど、まだ完全に取りきっていなかった腫瘍もあると思います。
それが増殖して病に陥って、最終的に命を落とすことになるんじゃないでしょうか。
ユミコも過労で命を落とすことになる
ユミコはずっとヒロシの世話をしています。
エミはすでに現実逃避していて、アヤカも最初は何とか向き合っていたけど暴力を振るおうとした時に心が折れた可能性がありますね。
ユミコもだんだんヒロシの行動に疲弊していき、最終的に薬を使って何とかしました。
薬を使って大分マシになったとはいえ、サポート自体はしないといけないでしょう。
しかしエミ達が大学なり、就職するなりする前は彼女達がヒロシの傍にいたので、それなりに負担はありませんでした。
しかしエミが大学に通ってからは、彼女のためにずっと帰ってくるのを待っていたり、2人が就職した時は一人でヒロシの世話をしていました。
なので段々負担が溜まっている状態になっていると言えるでしょう。
しかもユミコも年を取っていて、段々体力も減っていると思いますので、やがて限界が来て倒れるんじゃないかと思います。
それを知ったエミ達が家に戻り、ヒロシの世話をすると思いますね。
最終的にヒロシが命を落としてから、過労が祟って後を追うように命を落とすんじゃないでしょうか。
エミやアヤカが後悔する
エミは最初のうちからヒロシのことについては現実逃避をしていました。
アヤカは向き合っていましたが、彼が暴力を振るおうとしたところで心が折れて現実逃避した可能性があります。
なので2人は最終的に就職してからは家から離れてしまったのです。
ただ残されたユミコだけが面倒を見ていて、やがて疲労で倒れてしまうと思います。
そのため家に戻って、住むことで世話をしていくことでしょう。
そんな中でユミコがどれだけ頑張っていたか、どれだけ苦労していたのか、どれだけ自分達はユミコのおかげで楽できていたのだと思うことだと思います。
その頃にはヒロシも彼女達のことをある程度思い出している可能性だってあるでしょう。
そしてヒロシもユミコも命を落とすことになるでしょうけど、その時にもっと話せばよかったとかと後悔するんじゃないでしょうか。
『家族を忘れた父親との23年間』読んだ感想
今回の話を読んでいると、本の中の世界じゃなくて現実の自分達も他人事じゃいられないなと思いますね。
ヒロシも好きで脳腫瘍になったわけではありませんし、現実でも家族がこうなる可能性だってあると思います。
そうなった場合、普段の状態とは違う形になるのに、心が折れたりしてしまうでしょう。
最終的にエミみたいに現実逃避したりする可能性だってあると思います。
それを踏まえると、最終的に薬に頼ったとはいえ、ユミコは粘り強くサポートしていたと思いますね。
近年、障害者に関する事件とか事故が起こっていますが、ユミコみたいな人間が世の中には必要なのかもしれません。
そしてエミ達も現実から目を背けていましたが、いつまでもそれは出来ずに向き合う時が来るでしょう。
なので大切なのは目を逸らしたくても現実なのでそらしてはいけず、向き合って出来る限りのことをしないといけないことを教えてくれる作品ですね。
『家族を忘れた父親との23年間』作品情報
| 作品名 | 家族を忘れた父親との23年間 |
| 作者 | 吉田いらこ |
| 掲載誌・レーベル | コミックエッセイ |
| ジャンル | 女性漫画 |
| 巻数 | 全1巻 |
こちらの作品は、コミックシーモア等で配信中の作品です。
一体どんな結末を迎えるのことになるのか、楽しみに読み進めたいですね!
あらすじ
1996年の夏にエミの父親であろヒロシが脳みそに腫瘍ができて、しかも破裂したことによって様々な障害を負い、しかも記憶低下で家族のことも忘れてしまいます。
エミはこの事態に驚きつつも何とか支えようと母親と妹共に頑張るも、立ち塞がる現実に苦しめられていくのです。
本来は何事もなく過ごす日々をヒロシによって大幅に狂わされ、どうすればいいのかわからなくなりつつもエミは奮闘していきます。
まとめ
これまで「『家族を忘れた父親との23年間』全話ネタバレと感想!最終回・結末も考察!」のテーマでお伝えしてきました。
「家族を忘れた父親との23年間」は内容を踏まえると、現実でも十分にありえることだなと思いましたね。
腫瘍が出来ないような対策はできないですけど、もし障害が出来た場合の対策は必要でしょう。
そうしておけば、苦労も多少は減るんじゃないかなと思います。
それでは今回は、「『家族を忘れた父親との23年間』全話ネタバレと感想!最終回・結末も考察!」と題してお届けしました。



